DIYニュースのまとめ

DIYに関するニュースや小ネタをまとめています

DIYサイト続々、「交流」「ノウハウ」のタイプが主流

 生活者の「DIY」を手助けするウェブサービスが次々に登場してきている。DIYした部屋やインテリアの画像を投稿して生活者同士が交流するサイトや、DIYのノウハウを提供するウェブマガジンタイプのメディアも増えてきている。

LIXILも参入
 「おうちのレシピ」をキャッチコピーとして7月に誕生した「HOMEPAD(ホームパッド)」は、生活者が自宅をDIYした写真をネット上に投稿できるウェブサイトだ。運営はLIXILグループのLIXIL住生活ソリューション(東京都江東区)。サイトには300件超の投稿が寄せられており、例えば「ブロックやレンガで簡単な花壇作り」「100円均一のグリーンでもこんなにオシャレに!」といった記事がある。
 サイト閲覧者は投稿されている写真やテキストからDIYのノウハウを学び、気に入ったアイデアにはコメントして交流することができる。さらに「YEAHH!」という項目をクリックすれば、投稿者に「役立った」という気持ちを伝えられる機能もある。

■80万枚の写真紹介
 このような「交流型」のDIYサイトで先行しているのが「RoomClip( ルームクリップ)」だ。運営はTunnel(東京都文京区)。HOMEPADと同様に、生活者自身が部屋のDIYや模様替えなどの自宅写真を投稿できるサイトで、2012年5月にスタート。スマホ用アプリは60万ダウンロードされ、現在サイトには80万枚の写真が投稿されている。月間ページビューは9500万にも上る。
 生活者が自宅写真を投稿すると、閲覧者から「いいね」という評価がついたり、コメントを通じてDIY好き同士が交流できたりする「コミュニティ」性が特に女性ユーザーから高く評価されている。

■作り方を動画で解説
 「交流型」サイトが増える一方で、DIYのノウハウを紹介するメディアも増えてきている。
 DIY用品のネット販売事業を手掛ける大都(大阪府大阪市)は7月に「MAKIT!(メキット)」を開設。「つくりたいをつくれるにする。」がキャッチコピーで、工具の使い方、椅子や棚の作り方を開設している。じげん(東京都新宿区)は「see-sow(シーソー)」という女性向けのDIYサイトを開始。インテリアなどの作り方をすべて動画で紹介する手の込みようだ。

■52%「DIY関心あり」
 リクルート住まいカンパニーの調査によれば、「DIY」という言葉の認知率は90%で、関心を持っているのは52%。最近は「おしゃれ」「かわいい」「女性向き」といったイメージを持ち、キッチンのデコレーション、壁紙張り替え、家具の塗装など、自分なりに部屋をカスタムしたいニーズが高まってきているようだ。
 サイトを通じて交流やノウハウを学べる環境が増えてきたことで、今後さらにDIYユーザーは増加しそうだ。

DIYサイトが続々 ~ リフォーム産業新聞